• １　頭金を貯めてから建てるか、今建てるか？
• ２　自己資金が足りないときは？
• ３　借りられる金額を計算する
• ４　今の家賃を基準にして借入金額を計算する
• ５　無理なく返済できる金額を増やすには？

住宅ローンの借りられる金額を決めるポイントは「返済比率」です。
返済比率とは、毎月の収入に対して、毎月の返済額がどれくらいかを示したものです。住宅金融支援機構（旧住宅金融公庫）のフラット35の場合、年収によって返済比率は次のようになります。
住宅雑誌や本などに書かれている「住宅ローンの返済負担は年収の25％以内が目安」という数字よりも大きいことがわかります。
返済比率は次の項目によって決めていきます。

●年収

●住宅ローン金額（総借入金額）

●返済期間

●金利

例えば、金利を3％に固定すると、「年収」、「住宅ローン金額」、「返済期間」は下の表のようになります。

年収	返済	返済期間と住宅ローン金額（万円）				年間返済額	毎月返済額
	比率	20年	25年	35年	50年	返済額（万円）	返済額（円）
300万円	20%	900	1,050	1,295	1,550	60	50,000
	25%	1,125	1,315	1,620	1,940	75	62,500
	30%	1,350	1,580	1,945	2,325	90	75,000
	35%	1,575	1,845	2,270	2,715	105	87,500
400万円	20%	1,200	1,400	1,730	2,065	80	66,600
	25%	1,500	1,755	2,160	2,595	100	83,300
	30%	1,800	2,105	2,595	3,105	120	100,000
	35%	2,100	2,455	3,025	3,620	140	116,600
500万円	20%	1,500	1,755	2,160	2,595	100	83,300
	25%	1,875	2,195	2,700	3,230	125	104,100
	30%	2,250	2,635	3,245	3,880	150	125,000
	35%	2,625	3,070	3,785	4,520	175	145,800
600万円	20%	1,800	2,105	2,595	3,105	120	100,000
	25%	2,250	2,635	3,245	3,880	150	125,000
	30%	2,700	3,160	3,895	4,655	180	150,000
	35%	3,155	3,690	4,545	5,435	210	175,000
800万円	20%	2,400	2,810	3,460	4,140	160	133,300
	25%	3,000	3,510	4,325	5,170	200	166,600
	30%	3,600	4,215	5,195	6,210	240	200,000
	35%	4,200	4,915	6,060	7,250	280	233,300
1000万円	20%	3,000	3,510	4,325	5,170	200	166,600
	25%	3,750	4,390	5,410	6,470	250	208,300
	30%	4,500	5,270	6,495	7,760	300	250,000
	35%	5,250	6,145	7,575	9,055	350	291,600

この表を使えば、金利が3％の場合に年収と返済期間から借入金額を割り出すことができます。
例えば、年収が400万円の場合、フラット35であれば「年収400万円以上の場合、返済比率は35％以下」なので、返済期間を35年とすれば最大3,025万円借り入れられます。

詳細に計算したい場合は、次の住宅金融支援機構のページで調べることができます。



入力項目は次のとおりです。

・『年収』 ： 「あなた」の年収
・『融資金利』 ： 最新の金利情報をクリックして、一番低い金利を入力してください。
・『返済期間』 ： 満44才以下の方は「35年」を選択してください。
・『返済方法』 ： 元利均等返済・元金均等返済をクリックしてください。
・『他の借入金』 ： 自動車ローン、カードローンや通販の割賦払いなどを入力してください。実際に、融資を受ける際の審査においては重要な項目です。

全てを入力したら『計算する』をクリックし、計算された数字が「あなた」が借りられる金額です。